ゆかた

ゆかたのお話

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   ♪ゆかたの君は〜 すすきのかんざし〜♪

   え?この歌知らない? ん〜、年を感じてしまいますな〜。
   吉田拓郎さんの「旅の宿」という曲です。

   旅の情緒あふれる詩に、昔はじ〜んとなったものでした。
☆     ☆     ☆     ☆     ☆
   ゆかたって、女の子にとってはあこがれのアイテムですよね。
   袖を通しただけでしっとりとやまとなでしこの気分になっちゃいます。

   着物ほどきゅうくつでなく、ちょっぴり色香もただよって
   いつもの自分とは別人のように感じちゃいます。

   そう、いつもの自分とは別人でいいんですよ。
   温泉旅行に来た日くらいは、日頃のあわただしい生活を忘れて
   ロマンチックな世界に浸りましょう。

   旅館によっては、自分で好きなゆかたを選べるなんていうところもあります。
   女性にとってはうれしいサービスですよね。

   人とは違う自分だけのオリジナル。気分も盛り上がります。

   ところであなたはゆかたを上手に着こなせますか?

   私もあまり上手くはないんですけど、日本女性ならやっぱり
   ゆかたの着かたくらいは知っておいて損はないですよね。
〜ゆかたの上手な着こなし方〜
   温泉宿のゆかたの種類は、身体に合わせて大・中・小などの大きさがあります。
   白や紺を中心にした柄が多いですね。

   着物ですと、自分の身長に合わせて”おはしょり(ゆかたを調整して折り返した部分)”を
   しますが、身体のサイズに合わせてゆかたを選べば、おはしょりをする必要はありません。

   ゆかたは左右の襟を合わせて左側(上前)を前にして、帯は胸の下あたりで簡単に結びます。
   下すぎると足が短くみえてしまいますので気をつけてくださいね。

   少し肌寒い時などは上に丹前を着ましょう。
   丹前はゆかたの上から羽織ります。

   ゆかたと同じように、左右の襟を合わせたら左側を前にします。
   帯の長さのちょうど半分のあたりをお腹の辺にあてて
   うしろにまわし前で結びます。
   形を整えたら帯をぐるっとうしろにまわして、ハイ、出来上がりです。
   寒い季節でも丹前を着るととてもあたたかです。

   更に寒い冬や、外に出かける時などは丹前の上に羽織を着ましょう。
   羽織はそのまま丹前の上から羽織り、前で結ぶだけです。

   旅館の中ではゆかたの上に羽織を着るくらいでちょうどいいと思います。
   男性の場合も着方は同じですよ。
 次に色ゆかたの着方を覚えましょう。

   まず、背中の真ん中に合わせてゆかたを羽織り左右の襟を合わせます。
   右手にもったゆかたを左の腰のあたりにもっていき
   左側も同様にして上前の長さを決めます。
   くるぶしが少し見える程度がキレイに見えますね。

   すその長さが決まったら、はじめは右側から下半身に巻き付けるように
   します。そのあと左側を巻き付けます。その時
   左のすそを少し上げ、下半身のすそが逆三角形型になるようにします。
   そうすることで美しいシルエットになりますよ。

   上前(左側)を右の腰のあたりでおさえ、もう片方の手で
   腰ひもの半分くらいのところをとっておさえ、そこからぐるっとうしろへまわし
   前でちょうちょ結びにします。
   ゆるまないようにきちんと結んでおきましょうね。

   次に、両脇の開いた部分から手を入れておはしょりを直します。
   鏡をみながらうしろ・前の順番で整えた方がいいですよ。

   その上から胸の下あたりにもう1本のひもをあてて
   うしろにぐるっとまわし前で結びます。
   ひもの下に指を入れて背中のしわを左右にのばします。
 次に帯を結びます。

   帯幅を2つに折って、端からだいたい60cmくらいを残し、腰に1回巻き付けます。
   残りの帯を腰に2回巻き付けますが、そこで大事なのが2つ折りにした部分が上になるように
   するっていうことです。

   身体の正面で帯を1度結び、残りの帯の端を内側に折りこんで
   羽根(ちょうちょ型)という部分を作ります。
   羽根の中央が高くなるように工夫してヒダを作ります。
   リボン型になるようにキレイに整えましょう。

   羽根の中心のところで、先ほど2つ折りした部分をかぶせ
   帯の結び目と一緒にあわせて2回ほど巻き付けます。
   羽根の形をしっかりと整えたら、いよいよ最後の仕上げです。

   右手で羽根の真ん中をもち、左手は帯のうしろの下のほうをもちます。
   帯結びが背中の中心にくるようにくるっとまわします。
   ハイ、これで出来上がりです。

   上手に着こなせましたか?
   すそさばきをしておくと、歩くのにとっても楽ですよ。
〜ゆかたのマナー〜
   今度はゆかたを着た時のマナーについて少しお話してみたいと思います。
   せっかくキレイに着こなしたのですから、歩く時や座る時なども美しくありたいですよね。

   マナーといってもそんなに堅苦しいものじゃないんですよ。
   キレイに見えるためのポイントというか、ちょっとしたコツです。
   1.まず歩く時ですが、ゆかたを着てからすぐに歩こうとすると
   思うように足が開かないことがありますよね。
   ゆかたを着たらまず、足を左右に開き、少ししゃがむようにしてみましょう。
   すそが歩く幅に調整されるので、とても歩きやすくなりますよ。
   でも、この格好はちょっぴりはずかしいので、1人のときにしましょうね。

   2.次に座る時ですが、ゆかたを着て椅子に座ると、すそが床について
   ゆかたのすそが汚れてしまうことがありますよね。
   うしろの部分は自分ではよく見えないし、汚れていても気づかないことが多いんです。
   なので、ゆかたを着て椅子に座る時は、すそをちょっともち上げてから腰掛けましょう。
   ほんのちょっとでいいんですよ。あまり上げすぎると返っておかしな感じですから。

   たたみの上に座る時は、正座かななめすわりになりますが
   ひざが上前をひっぱってしまうことがあります。
   自分でも気づかないうちに着崩れてしまっていますよね。
   そんな時は、ゆかたのすそを少し上げてから座るようにしましょう。
   上前がひざでひっぱられることもなくなります。
   本当にちょっとしたことなのですが、気をつけることでとてもスマートにみえますよ。

   3.次はトイレに行った時ですが、ゆかたを着て用をたす時は上にたくし上げないと
   なりませんね。
   ゆかたの下に襦袢などをはいている人は、一気にたくし上げるのではなく1枚1枚めくって
   帯の上のほうにはさみ込んでおきましょう。
   こうしておくと、戻したあとも着崩れを直すのにとっても楽です。
            豊富な種類の色ゆかたをとりそろえている旅館はたくさんありますよ。
            好みの素敵なゆかたを選んでみてください。

            そして上手に美しく着こなしてみましょう。
            いつもの自分とはちょっと違う落ち着いた大人の女性。

            さあ、あなたもゆかた美人になって、しっとりと温泉旅行を満喫してみませんか。
♪上弦の月だったっけ 久しぶりだね 月みるなんて・・♪
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